ついにヘッドレス対応! baserCMS 5

ヘッドレス、カスタムコンテンツ機能を備え
2023年4月19日 ついにリリース

baserCMS5

baserCMSは4月19日にver.5へメジャーアップデートしました。今回のメジャーアップデートでは、最新版のCakePHP4に刷新。baserCMSは、ヘッドレス対応により、従来のWebサイト構築だけでなく、データAPIプラットフォームしても利用できるようになりました。
今後もより長く安心してご利用いただけるバージョンを目指して、開発を進めていきます。

新しくなるbaserCMS

  • REST API
    REST API

    REST API

    ヘッドレス化の仕組みとして外部のアプリケーションよりアクセス可能な REST API を備えます。認証には、セキュアなJWTを採用し、安全な通信を実現できます。
    REST API を利用することでマルチデバイスにも対応が可能となりました。

  • Custom Contents
    Custom Contents

    カスタムコンテンツ

    カスタムコンテンツとは、管理画面においてノーコードでオリジナルコンテンツのフィールドを定義し、そのコンテンツに対する管理機能とフロントエンドに表示するための仕組みを提供する機能です。管理画面から登録したデータはREST API で取得する事も可能です。
    これにより、baserCMS5はヘッドレスのデータAPIプラットフォームとして機能します。

  • Auto Update
    Auto Update

    オートアップデート

    オフィシャルのリリース情報を取得し、簡単にbaserCMSコアをアップデートする事ができる機能です。これまで面倒だったアップデート作業がボタン一つで完了する事ができるようになりました。

技術的なアップデート

  • Service class
    Service class

    サービスクラスの導入

    ビジネスロジックをモデルから分け、コントローラーからも切り離しやすくしてテスタブルにするため、サービスクラスを導入しています。サービスクラスは、CakePHP4.2 で導入されたDIコンテナを利用しコントローラーに注入します。DIコンテナは、プラグインの開発でも利用する事ができるようになりました。

  • Loose coupling
    Loose coupling

    コアの疎結合化

    baserCMSコアの機能を「コアプラグイン」としてプラグイン化する事で疎結合化を行い、コアをコンパクトにし、メンテナンス性を高めています。
    不要な機能はオフにする事で、管理画面がシンプルとなり使いやすくなりました。

  • Composer
    Composer

    パッケージ管理の導入

    baserCMSコア、およびコアプラグインは、CakePHPのプラグインとして開発しており、Composerで導入できるようになっています。なお、各パッケージの依存関係も Composer で管理するようにしています。

  • MonorepoBuilder
    MonorepoBuilder

    モノレポの導入

    存在するコアプラグインは、13つ。この全てをモノレポ(MonorepoBuilder)で、1つのレポジトリにて統合管理しています。これにより、リリース時には分割されたレポジトリにそれぞれ反映する事が可能となり、Composer にて、必要なパッケージだけを取得可能な状態となっています。また、Javascript においては、npm workspaceを採用し、それぞれのコアプラグインで必要なJSパッケージを統合管理しています。

支持されつづけるbaserCMS

  • 全てが日本語対応

    baserCMSは日本生まれの国産CMSです。パッケージをはじめ、マニュアルやソースコードのコメントなどが全て日本語で記載されており、初めてでもわかりやすく、使いやすいCMSです。

  • Webサイト制作のための各種機能

    サイト全体がコンテンツツリー構造で、ブログやメールフォームも一箇所で視覚的に管理することができます。また、今回のメジャーアップデートによりヘッドレスに対応しましたが、これまで通りテーマの仕組みも備えています。

  • 誰もが操作しやすい管理画面

    コンテンツツリー内でのページの移動はドラッグ&ドロップで行えるほか、ページごとの公開・編集・複製などはプルダウンメニューから直感的に行なえます。

  • カスタマイズ性の高さ

    baserCMSは、日常的にWeb制作を行っているメンバーが開発しています。ファイル構成がわかりやすくメンテナンスしやすいほか、プラグインによるカスタマイズも簡単に行うことが出来ます。

  • セキュリティにもしっかりと対応

    「VAddy」による脆弱性検査をクリアしており、セキュリティ的にも安心して利用できます。また、NPO法人ベーサー・ファウンデーションが安心して利用してもらうために管理・運営を行っています。

  • 充実したコミュニティ

    baserCMSについて気軽に質問できるユーザーズフォーラムや、ユーザー同士がより深く交流ができるSlackなど、コミュニティーも充実しています。

なぜ、
CakePHPなのか?

なぜ、Laravelでなくて、CakePHPなのか。
世の中において、PHPにおけるフレームワークのニーズは、Laravelがうなぎ登りです。
ただ、オープンソースである以上、全く知らない人のコードも受け入れなければなりません。コードレビューのしやすさや品質維持を考え、「設定より規約」というコンセプトを持ち、規約重視であるCakePHPを採用しています。

CakePHP